新型コロナウイルス禍のなか、出産し、育児をするシングルマザーの孤独や苦しみを描いた舞台「みえないランドセル」が東京・駒場の「こまばアゴラ劇場」で23日まで上演されている＝写真。文学座所属の俳優で劇作家としても活動する山谷典子さん（45）の新作だ。コロナ禍により格差の問題が改めて浮き彫りになったが「社会のひずみが弱い立場の人を苦しめている現状を表現したかった」という。公演は山谷さん率いる演劇集団「Ｒｉｎｇ－Ｂｏｎｇ」（リンボン）の主催で、６月にオンライン配信（有料）を予定。