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2023/06/24
平均年齢68歳 シニア劇団「シアターRAKU」
新作「テラヤマ音楽劇★くるみ割り人形」
6月25日まで
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 女性中心のシニア劇団「シアターRAKU(らく)」の新作「テラヤマ音楽劇★くるみ割り人形」が東京都世田谷区北沢2の駅前劇場で上演されている=写真。歌人、劇作家の寺山修司さん(1935~83年)の没後40年のメモリアル公演だ。
 原作は、寺山さんが人形アニメ映画用に執筆したシナリオで、実際には一部、歌の歌詞だけが映画に使用されたという。そのシナリオをもとに、劇団「流山児★事務所」代表の流山児祥さん(75)が脚色、演出し、「お菓子の国」の城に迷い込む少女クララや、魔法を使うネズミたちを中心に、歌あり、踊りありのパワフルな歌劇に仕上げた。戦争や格差など現代の問題も織り込んでいる。
 シアターRAKUは、もとは「楽塾」の名で1998年春、東京で旗揚げ公演が行われた。「中高年で新しい演劇の流れをつくろう」と流山児さんが呼びかけたのがきっかけで、「資格は原則45歳以上。当初、集まったのは5人だったが、次第に希望者が増え、それも圧倒的に女性が多かった」。創設20年を機に、「塾を卒業しよう」と、シアターRAKUに改名(2017年)した。現在のメンバーは45~79歳の約20人。平均年齢は68歳だ。
 今回の舞台に出演する一人で、語学教師の二階堂まりさん(76)は「寺山さんの作品は、『人はどう生きるのか』など根本的な問いを私たちに投げかける」と話す。6月25日まで。
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