点描
2022/09/27
民主主義を破壊する「国葬」を許さない
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 「民主主義が機能する政治を取り戻そう」――。安倍晋三元首相の「国葬」が実施された27日、全国各地で「反対」を意志表示する集会が行われた。東京・永田町の国会正門前で行われた抗議集会には、プラカードやのぼりを掲げた人々が続々と集まった=写真。
 登壇した法政大学前総長の田中優子さんは「国会の軽視であり民主主義の破壊」「権力と権威をいまの政権に与えます」などと訴えた。劇作家の坂手洋二さんは「総理大臣が、やる、と言ったらなぜできちゃうのですか」と問いかけ、「岸田さんは安倍さんのまねをしているだけだ」と批判した。今回の国葬を巡っては、各種世論調査で「反対」が「賛成」を大きく上回っている。カナダのトルドー首相が出席を取りやめ、主要7カ国(G7)の首脳らも欠席した。国会での審議を経ずに閣議決定だけで強行した安倍氏の国葬。参加者からは「弔意の強制」「市民のために税金を使って」などの声が上がっていた。
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