点描
2022/08/28
戦時下の若者たちの思いを表現
東京・国分寺でウクライナ学生美術展
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 ロシア軍の侵攻で被害を受けるウクライナの学生らのアート作品を集めた美術展が、東京・国分寺の「カフェスロー」内ギャラリーで開かれている。
 ウクライナを象徴するガマズミの白い花、赤い実と女性を描いた現代画、破壊された集合住宅の写真の上に、かつてその住宅の前で遊んでいた少女の写真を重ねたフォト・コラージュ、女性の性被害を表現する作品など約40点を展示。作品は、4月から7月までウクライナ西部リビウに滞在した武内悠真さん(21)=福岡市=が、美術を志す若者らから寄せてもらい、持ち帰った。9月からロシアの国立大に入学する予定だった武内さんは留学を取りやめ、グラフィックデザイナーとなり、今回、主な展示作品のポストカードを制作。収益はリビウの孤児院などに寄付する予定だ。美術展は9月1日まで。
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