2022/05/13
沖縄本土復帰50年
辺野古新基地建設断念を求めてハンスト
沖縄が15日に本土復帰50年を迎えるのを前に、日本政府に沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設断念などを求めてハンガーストライキ(ハンスト)を敢行している沖縄出身の大学院生、元山仁士郎さん(30)が13日、東京の日本外国特派員協会で記者会見した=写真。「半世紀を経ても米軍基地問題や日米地位協定の問題は解決していない」と訴え、ロシアのウクライナへの侵攻に乗じて南西諸島への自衛隊の配備など、軍備の拡張が進むことを懸念した。
元山さんは3年前の辺野古の埋め立ての是非を問う県民投票の際、全県での実施を求めるハンストを宜野湾市役所前で行った。今回は9日から、首相官邸や外務、防衛など各省や自民党本部前などで座り込みを続けているほか、インターネットによる署名にも取り組み、同会見までに2万4250人から署名が寄せられた。15日は沖縄で行動する。