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2021/09/19
「フェミサイド」の実態解明を
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 私鉄の車内で乗客10人が刃物で刺された小田急線刺傷事件で、切りつけられた女性と同世代の女子学生らが、女性を狙った殺人を意味する「フェミサイド」の実態解明などを求める約1万7300筆の署名を集め、9月17日、要望書とともに法相と男女平等参画相あてに郵送した。
 フェミサイドは、女性であることを理由にした殺人を意味する英語。同事件は8月6日、東京都世田谷区内を走行していた小田急線の車内で乗客10人が刃物で刺されるなどし、最初に重傷を負った女性(20)への殺人未遂容疑などで、自称派遣社員が警察に逮捕された。同事件を機に大学生の皆本夏樹さん=活動名=の呼びかけで「フェミサイドのない日本を実現する会」が設立され、オンラインで署名をスタートした。東京都内での記者会見には、皆本さんをはじめ、賛同した学生らが出席した。容疑者が「勝ち組の女性を殺したかった」という趣旨の供述をしたといわれていることから、DV、性暴力に加え、女性を標的にした殺人事件についても、実態調査や対策に努めることを訴えた。
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