点描
2022/01/05
「大深度地下」工事から、また酸欠?気泡
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2022/1/3 谷戸橋傍2022/1/3 野川大橋約50m上流
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 2020年10月、調布市の住宅街陥没から1年余、シールドマシンによる地下の掘削は止められているが、1月3日、掘削を終えたトンネル近くの野川に、依然として気泡が出ているのを住民が確認した。出ていたのは矢戸橋近くと野川大橋上流の神代団地脇。(動画は住民の撮影)
 大深度地下からの野川への気泡は、18年6月には、ジェット噴流のように激しく気泡が出て、採取するとひどい酸欠空気だったことがわかり、住民側のマシン停止の仮処分要求の原因にもなった。(18年6月14日、野川・大正橋付近の映像 サイズ=30.8MB 長さ=30秒 モバイル環境では閲覧に時間がかかるかもしれません。 提供「外環ネット」)
 既にマシンが通過して1年余。この辺りでは、気泡は20年3月頃から出始めていた。工事では、地下を掘削する際、土壌を柔軟化するため、大量の起泡材と圧縮空気が注入される。この起泡材と圧縮空気が地中に滞留していると考えられ、陥没や空洞の発生も、これとの関わりが疑われている。
 今回の気泡が酸欠空気かどうかはわからないが、1年余を経ても、トンネル周辺の地下は動き続けていることが示されている。
 仮処分の審尋は昨年、12月23日終了、1月中にも決定が出されると予想されている。
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