東京都新宿区の高麗博物館の開館20周年記念イベントが４月３日、同区牛込箪笥区民ホールで開かれる。在日コリアンの尊厳を守る闘いを追った映画「私はチョソンサラムです」の上映と、作家の落合恵子さんの講演が行われる。
　チョソンサラムは朝鮮人の意味。同映画は、日本の植民地支配に続く祖国分断という苦しみを背負いながら、日本社会で生きる在日の人々に視点を当てたドキュメンタリー。韓国人の金哲民（キム・チョルミン）監督が2020年に完成させた。一方、教育、平和、人権などをテーマに執筆活動をする落合さんは「わたしたちの共生とは？」と題して講演する。午後１時開演。当日2500円。問い合わせ、予約はＮＰＯ法人高麗博物館（03・5272・3510）。