2023/03/21
「さようなら原発」 東京・代々木公園で集会
▲プラカードを掲げて「再稼働反対」をアピールする登壇者ら
「フクシマを忘れない!」「再稼働を許さない!」を合言葉に、「さようなら原発全国集会」が3月21日、東京の代々木公園・野外ステージで開かれ、約4700人が参加した。
作家の澤地久枝さん、落合恵子さん、ルポライターの鎌田慧さんら呼びかけ人が、原発推進へと政策転換をはかる現政権を批判。また、「脱原発をめざす首長会議」の世話人で静岡県湖西市の元市長、三上元さんは「国防の第一は敵基地攻撃能力があるミサイルを持つことなのか、(外部からの攻撃の標的となる)原発をなくすことなのか」と呼びかけ、軍事費の増大についても反対した。
集会を主催した「『さようなら原発』一千万署名 市民の会」は東京電力福島第1原発事故を機に結成され、昨秋までの11年半で883万人余の署名を集めた。今月3日、88歳で世を去ったノーベル賞作家の大江健三郎さんも呼びかけ人の一人だった。