点描
2024/10/05
ジョージアの音楽、映画の魅力を語る
俳優の山口智子さんら 東京・渋谷で
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 旧ソ連時代から数々の映画を生み出してきたジョージア(グルジア)の映画や音楽をテーマにしたトークイベントが9月30日、東京・渋谷のユーロスペースで開かれた。ジョージアを含め世界各国の音楽文化を映像に収めるプロジェクト「LISTEN.」(リッスン)を主宰する俳優の山口智子さんやティムラズ・レジャバ駐日大使らが登壇した=写真。
 トークは、同スペースで開催された「ジョージア映画祭2024」の特別企画。普段、見る機会があまりないジョージア映画の秀作をそろえたため観客が集まり、当初の会期(8月末~9月27日)が10月4日まで延長され、同プロジェクトの一環で制作された短編「LISTEN. ジョージア篇 “UNITY 結束”」がプログラムに追加された。
 同作ではスプラ(宴会)で人々が歌声を重ねるポリフォニー(多声音楽)などを収録しており、レジャバ大使は「スプラの席ではみんなが平等。ポリフォニーにはおもてなしの心がある」と説明。山口さんは「こうした宴(うたげ)文化を取り戻することが平和へのアクションになる」と話した。
 ジョージア映画祭は、千代田区神保町の岩波ホール(すでに閉館)に長く勤務し、ジョージア映画に造詣が深い画家のはらだたけひでさんが(70)企画し、今年で3目。
(M・M)
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